【2024年版】日本茶の種類と美味しい飲み方・入れ方をご紹介します!【初心者必見】
お茶ってどれも苦くてちょっと苦手かも。。
せっかく飲むなら美味しく飲みたい!
でもどうすれば美味しく飲めるの?
そもそも日本茶って緑茶のこと?
日本茶アドバイザーのまたりです!
お茶の特徴を理解してひと手間加えるだけで美味しく飲めます!
お茶に含まれる旨み成分をしっかり引き出してあげれば、苦いだけのお茶じゃなく、甘みも感じられるようになるよ!
この記事を読んで実践すれば普段のお茶の味がレベルアップします!
本記事は「日本茶の種類を知りたい方、日本茶を美味しく飲みたい方」に向けて下記の内容をご紹介します。
- 代表的な日本茶の種類と特徴
- 美味しい飲み方・入れ方:茶葉の量、お湯の量や温度、待ち時間
またり
- 日本茶アドバイザー資格を保有
(日本茶に関する消費者への初級指導者) - 表千家 茶道
(入門・習事の免状取得済み) - 日本茶サブスクを利用中
(通算利用履歴10年以上~)
「日本茶」ってそもそもなに?
『普段から日本茶を飲みますか?』
この質問にどう答えますか?
- 緑茶(煎茶)の爽やか&さっぱり感が好きで毎日飲んでます!
- ほど良い苦みが好きで抹茶を飲んでます!
- リラックスしたい時にほうじ茶を飲んでます!
正解は?(こちらをクリック)
全部正解です!全て日本茶です!🍵
一般的に日本茶=緑茶(煎茶)のイメージが強いです。
日本で生産されるお茶のほとんどが緑茶です。日本茶の中では一番身近にあり、私たちにとって馴染みが深い飲み物です。そのため、「お茶を飲む=緑茶を飲む」と感じる人も多いのではないでしょうか。
お茶は何から出来ているの?葉っぱ?木?
チャノキ(茶の木)と呼ばれる常緑樹(ツバキ科ツバキ属)の葉っぱ
つまり植物です。日本茶は全て同じ葉っぱを使って出来ています!
日本茶とはこの葉っぱを蒸したり炒ったりして加熱することで、発酵を止めたお茶全般のことを言います。
【日本茶9種類の特徴】グッと美味しくなる飲み方・入れ方
お茶のことにちょっと詳しくなったかな?説明はここまで!
ここからはお茶の種類ごとに飲み方・入れ方を説明していくよ~!
いつも飲んでるお茶にひと手間加えるだけで、美味しさが倍増します!是非お試しください!
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- お茶の特徴
- 美味しいお茶の入れ方の目安
- 茶葉の量
- お湯の量・温度
- 待ち時間(抽出時間)
※ティーバッグやお茶パックの場合も「お湯の温度」や「抽出時間」は同じです!
煎茶 -せんちゃ-
日本茶の代表と言えば煎茶。
どこでも販売しており、お値段的にも手が出しやすい一般的なお茶。
爽やかな香り、渋みや苦みのバランスも非常に良く、すっきりと飲みやすいお茶です。
迷ったらまずはこのお茶をオススメします!!
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抹茶 -まっちゃ-
茶道のイメージが強い抹茶。
お茶の葉っぱを蒸した後、揉まずに乾燥させたもの(碾茶)を石臼などで挽いた粉末状のお茶。
苦みとまろやかな優しい甘みが調和しており、葉っぱを丸ごと使用しているためお茶の栄養素が凝縮されています。
このお茶は他の日本茶と違い「淹れる」のではなく、茶せんを使って「点(た)てる」お茶のため、待ち時間の表記をゼロ秒にしています。
※茶せん・・・茶道具のひとつ。お湯を加えた抹茶を茶碗の中で混ぜる道具。
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玉露 -ぎょくろ-
緑茶の中で最も高級なお茶。普段飲まなくても名前を聞いたことはあるのではないでしょうか?
工程は煎茶と同じですが、栽培方法が異なります。
収穫前の約20日間、お茶の葉っぱにわらなどで覆いをかけ、直射日光を避けて栽培します。日光が当たらないことで渋み成分(カテキン)が減少して、旨み成分(テアニン)が増加します。
一口飲めばまろやかで豊富な旨みが口の中いっぱいに広がるお茶です。
かぶせ茶 -かぶせちゃ-
煎茶と玉露のいいとこ取りのお茶。
収穫前に覆いをかけ、直射日光を避けて栽培する方法は玉露と同じですが、違いは日光を遮る期間が玉露より短いこと。玉露と比較すると約1週間ほど短い期間となります。
煎茶の爽やかですっきりとした風味と玉露のまろやかな旨みを併せ持つお茶です。
茎茶 -くきちゃ-
製茶の加工工程で葉っぱの茎部分だけを集めたお茶です。別名「棒茶(ぼうちゃ)」と呼ばれます。
特に高級煎茶や玉露の茎茶は「雁ヶ音(かりがね)」と呼ばれて珍重されてきました。
時間をかけて抽出すると、独特の爽やかな香りと甘みがあり、すっきりと飲みやすいお茶です。
※茶柱が立つと縁起がいいという言葉がありますが、この茶柱はこの茎部分を指します。
芽茶 -めちゃ-
製茶の加工工程で葉っぱの芽の先の細い部分を集めたお茶です。
これから葉っぱになる芽の部分のため、養分(お茶の旨み)を多く含んでおり、濃厚な味わいが特徴です。
味や香りが濃く、煎茶より抹茶に近いような味わいで旨みも苦みもしっかり感じられるお茶です。
お茶の旨みがぎゅっと濃縮されています。
番茶 -ばんちゃ-
煎茶の収穫時期よりも遅い時期に摘まれたお茶です。大容量でもお手頃価格。
収穫が遅いため日光に照らされている期間が長く、成長して硬くなった葉っぱを使うのが特徴です。
煎茶と比べると、香りが控えめで渋みが強い味わいのお茶です。
飲みやすい特徴もあり、食中にオススメのお茶です。
ほうじ茶 -ほうじちゃ-
煎茶や番茶、茎茶などを強火で焙煎して水分を飛ばし、香ばしい香りを引き出したお茶です。
ほうじ茶の名前の由来は、焙煎すること「焙じる(ほうじる)」からきています。
強火で焙じることでカフェインが破壊されて、タンニン(渋み成分)が消え、飲みやすい特徴があります。
ほうじ茶独特の香ばしい香りとすっきとした味わいのお茶です。
胃腸への刺激や苦み渋みも少なく、お年寄りから子どもまで楽しめるお茶となります。
玄米茶 -げんまいちゃ-
煎茶や番茶に炒った玄米を1対1で混ぜ合わせたお茶です。
玄米を混ぜることにより、他のお茶と比べて茶葉の使用量が少なく、カフェインに気にする方にもオススメです。
玄米独特の香ばしい味わいと煎茶の爽やかさを楽しめるお茶です。
ほうじ茶同様にカフェインが少なく、お年寄りから子どもまで楽しめるお茶となります。
お茶になるまで:日本茶の作り方(製茶工程)
お茶の葉っぱがどうやって日本茶になるのか。
葉っぱを摘むところから簡単に説明するね!
茶摘みの方法は主に手で摘む「手摘み」、ハサミで使う「鋏み摘み」、摘採機を使う「機械摘み」があります。
特に「手摘み」についてはお茶の新芽の状態を一つ一つ確認しながら丁寧に摘みます。そのため非常に手間がかかりますが、古い葉っぱや枝などが混入することがなく、品質の高い高級なお茶に用いられる手法です。
ここでは葉に含まれる酵素の働きにより酸化しないように葉っぱを蒸します。
これにより葉っぱの発酵を止めます。現在は「機械蒸し」が主流になっています。
蒸した葉っぱの水分を飛ばし、水分量を均一して形を整えていきます。
揉みの工程は4つの段階があります。作業内容はそれぞれ以下のとおりです。
- 粗揉(そじゅう)・・・・熱風を当てながら、かき混ぜて葉っぱを乾燥させます。
- 揉捻(じゅうねん)・・・乾燥しにくい茎や葉っぱを揉み、全体の水分量を均一にします。
- 中揉(ちゅうじゅう)・・熱風を再度当てながら葉っぱ細かく撚(よ)りながら乾燥させます。
- 精揉(せいじゅう)・・・針状にまっすぐな形になるように熱を加えながら揉みます。
蒸した茶葉を揉むことで、茶葉の繊維をほぐしつつ、お茶内部の水分を揉み出し、一定の温度を保ったまま乾燥させることで、健康成分が維持されたまま乾いていきます。揉む工程も細かく分けると4つの段階があり、作業内容はそれぞれ以下のとおりです。
葉っぱの水分量が約5%の状態になるまで熱風を当てて乾燥させます。
この工程が終わると「荒茶(あらちゃ)」と呼ばれる仕上げ前のお茶が完成します!
「荒茶(あらちゃ)」とは、葉っぱや茎の選別作業前のお茶となります。この後に選別作業や香りを引き出す為の更なる乾燥(火入れ)や葉っぱのブレンド(合組)を経て、商品として出荷されます。
出典:お茶の製茶工程静岡市「お茶のまち静岡市 お茶ができるまで」(最終アクセス:2022年11月2日)
まとめ:日本茶は飲み方・入れ方で美味しさが倍増する!
いかがでしたでしょうか?
一言に「日本茶」と言っても沢山の種類があり、それぞれ特徴や個性(味や香り)もあります。
身近にありながら知ってるようで意外に知らない人も多いお茶の世界。知れば知るほど奥深い。
是非、お茶選びの参考にしていただけると嬉しいです!
自分のお気に入りのお茶を見つけて日本茶ライフを楽しみましょう!
お茶に興味が湧いてきたら、自分で丁寧にお茶を淹れてみるのもよし!近くのお茶屋さんや日本茶カフェに足を運んでみるのもよし!